SDカード内蔵式防犯カメラのメリットとデメリット
「防犯カメラを設置したいけど、工事が大変そう。費用もかかるんでしょ?」
ご家庭に防犯カメラの設置を検討されている方のなかには、このような疑問を持たれる方も少なくないでしょう。そういった方には、だれでも簡単に設置できて費用もかからない、SDカード内蔵式防犯カメラがおすすめです。
SDカード内蔵式防犯カメラのメリット
SDカード内蔵式防犯カメラのメリットとして、次の3つのポイントが挙げられます。
- 商品価格・導入コストが安い
- 自分で簡単に設置できるので配線工事が不要
- 録画データの取り扱いが簡単
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
商品価格・導入コストが安い
従来の録画装置が必要なタイプのご家庭用防犯カメラは、カメラ本体の費用に加え、録画装置、配線工事の費用など導入に高いコストがかかっていました。一方、SDカード内蔵式防犯カメラは、どなたでも簡単に設置可能で商品価格自体も安いという大きなメリットがあります。
自分で簡単に設置できるので配線工事が不要
SDカード内蔵タイプの防犯カメラは、録画装置をカメラ自体に内蔵、録画した映像はSDカードに保存されます。大がかりな配線工事などが必要なく、ご自身で電源ケーブルさえ繋げば良いので導入コストもかからず、手軽に設置が可能です。
録画データの取り扱いが簡単
録画装置が不要なSDカード内蔵タイプの防犯カメラは、SDカードに保存された録画データをパソコンで確認したり、データを移したりして手軽に扱うことができます。そのためパソコンの扱いに慣れている方であれば、デジカメと同じように録画した映像の保存や管理を簡単に行うことができます。
SDカード内蔵式防犯カメラのデメリット
一方、SDカード内蔵式防犯カメラにはデメリットも存在し、次の3つのポイントが挙げられます。
- SDカードに録画可能な時間が少ない
- SDカードを持ち去られるリスク
- SDカードを持ち去られるリスク
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
SDカードに録画可能な時間が少ない
録画した映像を保存するSDカードには、当然ながら動画を保存できる容量が決まっています。たとえば32GBのSDHCメモリカードには、フルHD動画が300分保存可能です。高画質な動画になるほど保存できる録画時間は短くなるため、SDカード内蔵式防犯カメラに高画質な映像を長時間録画する目的にはあまり適していません。
参考:http://www.toshiba-personalstorage.net/howto/datacapacity.htm
SDカードを持ち去られるリスク
SDカード内蔵式防犯カメラは、SDカードがなければ録画ができません。悪質な侵入者などによりSDカードを持ち去られたりすると、それまでの記録はすべてゼロになってしまいます。
SDカードの書き換え回数に上限がある
SDカードには寿命があります。とくにデータを上書きする書き換え回数には上限があり、書き換えを一定数繰り返すと正常に保存できなくなったり、データを破損したりする可能性が高くなります。
SDカード内蔵式防犯カメラの効果的な設置場所
防犯カメラの主な目的は、空き巣や不法侵入を未然に防ぐ「防犯」と、犯行があった場合の「証拠」を残すことです。それらの利用目的を達成するために防犯カメラが効果的に機能する設置場所はどこでしょうか?
①玄関先
不審者の訪問や悪質なセールス・宗教等の勧誘には、玄関先の設置が有効です。インターフォンのカメラでは死角になる部分をカバーするように設置すると、より防犯に効果を発揮するでしょう。
②駐車場まわり
一戸建ての車上荒しや車へのイタズラ対策も重要です。これらの犯罪に対しては、駐車場の車を監視できる位置に防犯カメラを設置することが有効となります。
③外壁まわり
一戸建て住宅の侵入経路として、もっとも多いのが窓。ただし、一戸建ての窓すべてを監視するのは現実的に無理があるので、容易に侵入が可能と思われる窓以外は面格子を設置するなど工夫が必要です。
参考:https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html