家庭用防犯カメラの録画時間の目安について

2017年11月06日(月)

防犯カメラをつける際に気になる要素のひとつとしてあげられるのが「録画機の録画時間」。何日分くらい録画できるの?という素朴な疑問を解決してから録画機を選択したいものです。しっかりと映像を記録しておくためにも、録画できる時間について把握したうえで防犯カメラや録画機を選択しましょう。

しかし、実は防犯カメラの使用環境や設定内容により録画日数は大幅に変わるため、録画媒体の容量だけで録画機を決めるのではなく、さまざまな条件を理解したうえで選択するのがベスト。そこで、録画時間が変化する具体的な条件や目安となる録画時間についてご紹介いたします。

録画できる時間(保存日数)はどれくらいになる?

防犯カメラの映像を録画する時間(保存日数)は、条件により異なります。それぞれの条件による違いを把握し、適切な録画機を選びましょう。

  1. ハードディスク(HDD)の容量による違い

    ハードディスクの容量が異なれば、当然録画時間も違ってきます。HDDの容量が大きいほど録画時間も長くなりますが、録画する映像の質などの条件により同じ容量でも長く録画することが可能。そのため、実際にはさまざまな条件を加味した上で選択します。

    また、録画機は、基本的に容量が多いほど価格も高くなるのが一般的。以下にご説明する条件をふまえて、ご予算に応じて選択されることをおすすめします。

  2. 防犯カメラの台数による違い

    防犯カメラは、映したい目的、場所などにより設置が必要な台数は異なります。台数を増やした場合、その台数分の映像を記録することになるため、2台であれば2倍、3台であれば3倍の容量が必要なため、複数台設置する場合はその点を考慮して選択しましょう。

  3. カメラの種類(画素)や画質、解像度による違い

    防犯カメラの映像は、その種類により出力可能な画質、解像度に違いがあります。少し前まで主流だった52万画素のアナログカメラでは、人相や車のナンバーを確認するのが困難という問題点がありましたが、最近はAHDの130万画素カメラ(1280×1024)、200万画素のフルハイビジョンカメラ(1980×1080)、4Kカメラ(3840×2160)が登場し、圧倒的に高画質、高解像度での撮影が可能となっています。

    当然、画素、画質、解像度が高いほどHDDの容量を多く必要としますが、130画素以上あれば、基本的に防犯カメラとしての役割を果たすことが可能。200万画素あれば、拡大しても細かい部分まではっきり確認することができます。

    あとは、130、200、4Kのうちどの程度の質が必要なのかを、目的や設置場所により選択すればよいということになりますが、人相がわかればOKということであれば130万画素のカメラで十分。必要以上に大容量のHDDを用意する必要はありません。

  4. 録画機の性能による違い

    防犯カメラが同じでも、録画機の性能が異なれば容量も異なります。その種類は、HD-SDI/アナログ対応レコーダー、HD-SDI専用レコーダー、AHD/アナログ対応レコーダー、アナログ専用レコーダーなど。

    たとえば、H.264デジタル圧縮方式(効率のよい圧縮方法)で保存すると、長時間の録画が可能になり画像の質もアップ。また、撮影する映像に動きがなければ容量をとりませんが、動きが多い場合は多くのコマ数を保存すことになるため、容量が多く必要となります。

    映像の容量、コマ数などが同じでも録画機により録画時間の長さが違うことを踏まえて検討しましょう。

容量500GBの録画時間は?

上記のような条件により実際の録画時間は異なりますが、防犯カメラを設置する目的、環境などお客様ごとの違いもあるため、一概にどのくらいの容量が必要とはいいきれないところがあります。

そこで、防犯カメラとしての機能を果たす「映っている人物の人相や車のナンバーがわかる」という条件を目安に考えてみると、500GBの容量がある録画機(デジタルビデオレコーダー)であれば十分といえるでしょう。

この500GBを利用した場合、カメラ1台の24時間分の録画時間(目安)は次のようになります。

  • 最高画質で録画した場合⇒7日弱
  • 普通画質で録画した場合⇒3週間程度
  • 記録時間を最優先で録画した場合⇒1.5ヶ月程度

※上記の数字は、条件により大きくことなるため、おおざっぱな数字となります。

目的にあった録画時間を確保することが重要

録画機は、さまざまな条件によりその録画時間は異なります。今は、2テラのハードディスクなども登場しているため、大容量の録画機を購入することも可能な時代ですが、実際そこまでの容量が必要かどうかは場合によります。

一般的には多すぎる容量や不要な性能がついているタイプは無駄が多く、購入時に費用がかかるだけで意味がないことも多いもの。必要な性能だけを備えた適切な機器選びが必要です。

録画機を選ぶ際は、カメラの台数や画質、性能、何のために録画したいかを踏まえ、必要な容量の録画機を選ぶようにしましょう。

まとめ

録画機の選び方については上記の通りですが、一般的に多く使用されているのはシンプルな500GBの録画機。防犯カメラの映像を録画するのに十分な容量であり、もっとも無駄がありません。

そのため、当社が通常ご提供する録画機も500GB。十分に役割を果たせる録画機を、リーズナブルにご提供しておりますが、長期録画希望の方には別途プランもご用意。よくわからないという方や自身で選択するのが不安という方には、当社の防犯のプロが容量の選択、機器選び、防犯カメラの設置など全てまとめてご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

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